「4月の賃金動向データ」を公開。アルバイト・パートの賃金、建設業で大幅上昇!関東地方の賃金上昇は全国よりも低調な伸び率で推移する都県が目立つ

〜求人ビッグデータをもとにした正社員やアルバイト・パートの賃金動向指数サービス「HRog賃金Now」〜

次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)と、分析用求人ビッグデータを提供する株式会社フロッグ(本社:東京都千代田区、代表取締役・メディア統括:菊池 健生、以下「フロッグ」)は、本日、「HRog賃金Now(読み:フロッグ賃金ナウ)」の4月の賃金動向データ(2024年5月13日更新)の一部を公開しました。

「HRog賃金Now」は、大量の求人広告データ(以下「求人ビッグデータ」)をもとにした賃金動向指数サービスです。労働市場に関する各種公的統計と比較して高い頻度性と速報性を持ち、「地域×職種」のクロスセル分析ができるのが特徴です。

2024年4月概況

〇正社員
【総合】

・2024年4月の正社員の募集賃金指数の前年同期比は、先月から減少し、+2.1%となった。
・求人数指数の前年同期比は+10.7%と12月にプラスに転じて以降、ペースは鈍化しているものの上昇を続けている。

<HRog賃金Now・正社員系列(2024年4月)の状況・公的統計との比較>

【職種別募集賃金指数】
・正社員の職種別募集賃金の前年比は3月と比べて上昇、横ばい、減少がまちまちになっている。
・3月から4月にかけて大きく上昇しているのは、「ホテル/旅館/ブライダル」および「製造/工場/化学/食品」である。これらの職種は上昇傾向が続いている。
・3月まで前年比マイナスの状態が続いていた「ITエンジニア/IT系専門職」が4月は前年比+0.3%と前年の水準を上回り改善していることから、職種間の募集賃金の差が縮まっていると言える。

<HRog賃金Now・正社員系列(2024年4月)職種別募集賃金指数の状況>

〇アルバイト・パート
【総合】

・2024年4月のアルバイト・パートの募集賃金指数の前年同期比は先月から伸び幅を縮め+3.5%となった。
・求人数指数の前年同期比も+1.5%と伸び率が縮小している。

<HRog賃金Now・アルバイト・パート系列(2024年4月)の状況・公的統計との比較>

【職種別募集賃金指数】
・2024年3月のアルバイト・パートの職種別募集賃金の前年比は、3月から4月にかけて上昇、横ばい、減少がまちまちの動きになっている。
・その中で、「建設/土木/エネルギー」の賃金が大きく上昇しており、目立っている。この職種では求人数も大きく増加しており人手不足が賃金に反映する状況が生まれていると考えられる。
・過去1年高く推移していた対面サービス職種の賃金は揃って3月から減少している。

<HRog賃金Now・アルバイト・パート系列(2024年4月)職種別募集賃金指数の状況>

〇地域ごとの賃金上昇率の状況
【正社員】

・関東地方での賃金上昇は群馬県、埼玉県を除き、全国よりも低調な伸び率で推移している都県が目立っている。特に東京の伸び率は+0.7%と全都道府県でも下から3番目の低さとなった。
・九州では正社員賃金上昇率は引き続き高く推移している。

<HRog賃金Now・正社員系列(2024年4月)地域ごとの賃金上昇率の状況>

【アルバイト・パート】
・アルバイト・パート系列は全国平均の上昇率が+3.5%だが、都道府県ごとの上昇率の最低が+2.3%、最高が岡山県の+4.8%となっている。正社員と比べると地域毎のばらつきは小さく、全国的に上昇傾向にある事がわかる。

<HRog賃金Now・アルバイト・パート系列(2024年4月)地域ごとの賃金上昇率の状況>

※月次のデータは週次のデータから作成しております。週次データは毎週月曜日にスクレイピングされるため、月次データは月によって集計に利用するデータポイントの数が異なります。
※当計数は一部を抜粋したものになります。データをご活用される場合は、必ずナウキャストにご連絡ください。
※グラフ等を引用される際は、「出典:ナウキャスト」と記載ください。

今後もナウキャストとフロッグは「HRog賃金Now」を通じて、賃金・求人動向をタイムリーに提供していきます。

参考情報

■「HRog賃金Now」について
 「HRog賃金Now」は、労働市場に関する各種公的統計と比較して高い頻度性と速報性を持ち、「地域×職種」のクロスセル分析が容易な賃金動向指数サービスです。公的統計と「HRog 賃金Now」 とを合わせて見ることで公的統計の数値を相対化し、解釈にさらなる深みをもたらすことができます。求人広告データの取得日から2週間後という高い速報性で指数を提供しており、指数は週次で更新され、水準値や前年同期比でもご覧いただけます。
 「HRog賃金Now」の「募集賃金指数」は募集賃金の統計です。日本経済の現状を評価し、政府の政策や日本銀行の金融政策の効果が求人市場にどのようにあらわれているか分析することで、日本経済や金融政策の予測に活用できます。

■「HRog賃金Now」が提供する指数の詳細
1、募集賃金指数
概要 : 正社員/アルバイト・パート募集賃金の平均値を指数化したもの
種類 : 前年同期比、前年同月比、2017年2月13日を100とする水準値、実数
更新頻度: 週次/月次(前年同月比、水準値のみ)
提供ラグ: 求人広告がWebスクレイピングされた日から2週間
提供期間: 2017年2月以降(前年同期比については2018年2月以降)
分類 : 総合指数、職種別指数、都道府県別指数
※職種と都道府県のクロスセル分析可能。
職種のウエイト調整: 正社員(あり/なし)、アルバイト・パート(なし)
季節調整:なし
募集賃金による分類: 正社員(月給ベース、年収ベース、月給+年収ベース)、アルバイト・パート(時給ベース)

2、求人数指数
概要 : 正社員/アルバイト・パート求人件数を指数化したもの
種類 : 前年同期比、前年同月比、2017年2月13日を100とする水準値
更新頻度: 週次/月次(前年同月比、水準値のみ)
提供ラグ: 求人広告がWebスクレイピングされた日から2週間
提供期間: 2017年2月以降(前年同期比については2018年2月以降)
分類 : 総合指数、職種別指数、都道府県別指数
※職種と都道府県のクロスセル分析可能。
職種のウエイト調整: なし
季節調整: なし
募集賃金による分類:正社員(月給ベース、年収ベース、月給+年収ベース)、アルバイト・パート(時給ベース)

■「HRog賃金Now」の元データについて
対象データ: フロッグがWebスクレイピングにより収集した求人広告データ(正社員/アルバイト・パート)
求人媒体 : 最大125の求人検索サイト
データ数 : 指数算出に利用するデータは週次で100万~350万件
データヒストリー: 2017年2月13日以降

<労働市場に関する公的統計と「HRog賃金Now」との比較対照表>

■「HRog賃金Now」無料トライアルのお申し込み
 「HRog賃金Now」の無料トライアルをご希望の方は、以下のサービスサイトからお申し込みください。
 「HRog賃金Now」サービスサイト
 https://hrogwagenow.com/

■調査研究機関による「HRog賃金Now」活用事例
・株式会社第一生命経済研究所「賃金は“どこで”上がっているのか? ~オルタナティブデータでみる都道府県別募集賃金の動向~」(2024年3月26日)
・株式会社伊藤忠総研「金利上昇するも内需主導で景気は回復(改定見通し)-日本経済情報2024年3月号」(2024年3月28日)
・株式会社住商アビーム自動車総合研究所「日本における製造業の募集賃金動向」(2024年4月5日)
・内閣府「月例経済報告等に関する関係閣僚会議資料」(2024年4月23日)
・SOMPOインスティチュート・プラス株式会社「オルタナティブデータが示す雇用・賃金の姿」(2024年4月25日)
・SOMPOインスティチュート・プラス株式会社「観光産業で生じる価格と賃金の地殻変動~賃金劣等生からの脱却の日は近い~」(2024年5月14日)

■ご参考:「HRog賃金Now」の過去レポート
・「「HRog賃金Now」で見る宿泊業の賃金・求人動向および賃金上昇と宿泊料の関係について」(2024年3月13日)
・「消費・物価・賃金のオルタナティブデータからみるアフターコロナの九州経済の状況」(2024年3月25日)
・「最低賃金の引き上げによるパート・アルバイトの募集賃金への波及効果」(2024年5月9日)

以上

株式会社フロッグについて

 株式会社フロッグは、「求人ビッグデータを活用し​、事業の意思決定に繋げる」をミッションに掲げ、これまで10年に渡り国内求人データを収集しています。累計40億件超の求人データを、必要な時に、必要な人へ、必要な形で提供し、労働市場を可視化することで、クライアントの意志決定をご支援いたします。

会社名:株式会社フロッグ
代表者:代表取締役・メディア統括 菊池 健生
設立:2021年1月5日(株式会社ゴーリストより分社化)
所在地:東京都千代田区神田須田町1-18 アーバンスクエア神田ビル7階
公式サイト:https://hrog.co.jp

Finatextグループと株式会社ナウキャストについて

Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。

会社名:株式会社Finatextホールディングス
代表者:代表取締役社長CEO 林 良太
証券コード:東証グロース市場 4419
設立:2013年12月
所在地:東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル9階
公式サイト:https://hd.finatext.com/

株式会社ナウキャスト
株式会社ナウキャストは、東京大学経済学研究科渡辺努研究室における「東大日次物価指数(現:日経CPINow)」プロジェクトを前身として2015年に設立された、オルタナティブデータのリーディングカンパニーです。次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、ビッグデータ解析事業を担っています。POSデータやクレジットカードの決済データ、求人広告データなどの「オルタナティブデータ」を多数扱い、生成AIを活用した事業者の業務支援に取り組んでいます。また、独自の経済指数を開発し、経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行い、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しています。

会社名:株式会社ナウキャスト
代表者:代表取締役CEO 辻中 仁士
設立:2015年2月
所在地:東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト:https://nowcast.co.jp/