2025年11月度の職種別 賃金伸び率ランキングを発表しました

分析用求人ビッグデータを提供する、株式会社フロッグ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:阪野 香子、以下「当社」)は、「2025年11月度 職種別 賃金伸び率ランキング」を発表しました。
※本調査はアルバイト・パート、派遣、正社員の各雇用形態において、下記求人媒体に掲載されている求人情報を収集・集計しました。
○アルバイト・パート :「イーアイデム」「バイトル」「マイナビバイト」
○派遣 :「はたらこねっと」「エン派遣」
○正社員 :「doda」「type」「エン転職」「マイナビ転職」
概要
厚生労働省が発表した「地域別最低賃金の全国一覧」によると、全国加重平均額は1,121円で、前年度比66円の引上げは昭和53年度の目安制度導入以降で最大幅となります。
当社が公開した「2025年10月度 都道府県別 新最低賃金未満の求人割合レポート」では、2025年10月に20都道府県で最低賃金の改定が行われ、改定前の地域においても新最低賃金未満の求人割合が17.41pt減少していました。
今回は当社が収集している求人媒体の掲載情報を活用し、2025年11月度における「職種別 賃金伸び率ランキング」をお届けします。前月比でどれだけ賃金が上昇しているのか、各職種の最新の傾向を示す参考資料としてぜひご活用ください!
2025年11月度トピック(職種別)
■雇用形態別の賃金増減率(前月比)は、アルバイト・パートが-11.64%~+1.01%、正社員が-0.37%~+0.63%。
■職種別賃金増加率ランキングの1位は、アルバイト・パートが「映像/イベント/芸能/キャンペーン」(前月比+1.01%)、正社員が「ファッション/アパレル/インテリア」(+0.63%)。
アルバイト・パート(職種別)

アルバイト・パートの職種別賃金伸び率ランキング(前月比)トップ3は、1位が「映像/イベント/芸能/キャンペーン」(増加額+14円、増加率+1.01%)、2位が「販売/接客/サービス」(増加額+12円、増加率+1.00%)、3位が「営業/事務/企画/管理」(増加額+12円、増加率+0.92%)でした。
ワースト1は「建設/土木/エネルギー」(減少額-181円、減少率-11.64%)でした。


1位の「映像/イベント/芸能/キャンペーン」と13位の「アミューズメント」における直近12か月の賃金推移を比較すると、「映像/イベント/芸能/キャンペーン」では複数の企業がイベントスタッフ系の高時給求人を出稿した影響で、2025年9月から同年10月にかけて平均時給が大きく上昇。2025年11月においても同様の求人の影響により、2ヵ月連続でランキング1位となりました。
「建設/土木/エネルギー」では、株式会社ケイ・マックスが時給2,333円の求人を2024年12月と2025年7月に大量出稿。特に2024年12月には600件を超える出稿があり、これにより平均時給が大きく上昇しました。出稿が減少した2025年1月には平均時給も減少し、以後は増減を繰り返しながら推移しています。
本件の詳細はこちらのPDFよりご覧ください。
【2025年11月度】職種別 賃金伸び率ランキング


