2025年8月度の職種別 賃金伸び率ランキングを発表しました

分析用求人ビッグデータを提供する、株式会社フロッグ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:阪野 香子、以下「当社」)は、「2025年8月度 職種別 賃金伸び率ランキング」を発表しました。

※本調査はアルバイト・パート、派遣、正社員の各雇用形態において、下記求人媒体に掲載されている求人情報を収集・集計しました。
○アルバイト・パート :「イーアイデム」「バイトル」「マイナビバイト」
○派遣 :「はたらこねっと」「エン派遣」
○正社員 :「doda」「type」「エン転職」「マイナビ転職」

概要

厚生労働省の中央最低賃金審議会は2025年8月4日、2025年度の最低賃金目安を全国平均で時給1,118円にすると決定しました。引き上げ額は去年の51円を超えた63円であり、過去最大の上がり幅となっています。

今回は当社が収集している求人媒体の掲載情報を活用し、2025年8月の「職種別 賃金伸び率ランキング」をお届けします。前月比でどれだけ賃金が上昇しているのか、各職種最新の傾向を示す参考資料としてぜひご活用ください!

2025年8月度トピック(職種別)

■雇用形態別の賃金増減率(前月比)は、アルバイト・パートが-5.32%~+5.54%、派遣が-2.90%~+1.29%、正社員が-0.67%~+0.82%。

■職種別賃金増加率ランキングの1位は、アルバイト・パートが「教育/語学/スポーツ」(前月比+5.54%)、派遣が「クリエイティブ(Web系)」(+1.29%)、正社員が「ホテル/旅館/ブライダル」(+0.82%)。

アルバイト・パート(職種別)

アルバイト・パートの職種別賃金伸び率ランキング(前月比)トップ3は、1位が「教育/語学/スポーツ」(増加額+96円、増加率+5.54%)、2位が「営業/事務/企画/管理」(増加額+33円、増加率+2.62%)、3位が「運輸/物流/配送/警備/作業/調査」(増加額+17円、増加率+1.39%)でした。

ワースト1は「建設/土木/エネルギー」(減少額-86円、減少率-5.32%)でした。

1位の「教育/語学/スポーツ」と13位の「建設/土木/エネルギー」における直近12か月の賃金推移を比較すると、「教育/語学/スポーツ」では、2024年8月に平均時給が1,954円と高い水準に達した後、2024年9月には急落。受験シーズンに合わせて集中的に出稿していた特定の教育系企業の高時給求人の掲載終了が影響しました。以後は横ばいでの推移を見せていたものの、受験シーズンに合わせて再び平均時給が上昇しました。

「建設/土木/エネルギー」では、株式会社ケイ・マックスが時給2,333円の求人を2024年12月と2025年7月に大量出稿。特に2024年12月には600件を超える出稿があり、これにより平均時給が大きく上昇しました。出稿が減少した後は、平均時給も減少しています。2025年4月から2025年7月にかけては上昇傾向を見せていたものの、2025年8月にかけては減少に転じています。

派遣(職種別)

派遣の職種別賃金伸び率ランキング(前月比)トップ3は、1位が「クリエイティブ(Web系)」(増加額+29円、増加率+1.29%)、2位が「クリエイティブ(Web以外)」(増加額+23円、増加率+1.20%)、3位が「ITエンジニア/IT系専門職」(増加額+23円、増加率+0.85%)でした。

ワースト1は「医療/医薬/福祉」(減少額-46円、減少率-2.90%)でした。

1位の「クリエイティブ(Web系)」と11位の「医療/医薬/福祉」における直近の賃金推移を比較すると、「クリエイティブ(Web系)」はゆるやかな上昇傾向を維持しています。

一方、「医療/医薬/福祉」では、2024年9月から10月にかけて+4.32%と大きく上昇した後、11月に一旦下落し、その後は上昇と下落を繰り返しています。

正社員(職種別)

正社員の職種別賃金伸び率ランキング(前月比)トップ3は、1位が「ホテル/旅館/ブライダル」(増加額+2,159円、増加率+0.82%)、2位が「映像/イベント/芸能/キャンペーン」(増加額+1,964円、増加率+0.66%)、3位が「販売/接客/サービス」(増加額+1,307円、増加率+0.51%)でした。

ワースト1は「クリエイティブ(Web以外)」(減少額-2,000円、減少率-0.67%)でした。

1位の「ホテル/旅館/ブライダル」と17位の「クリエイティブ(Web以外)」における直近の月給推移を比較すると、「ホテル/旅館/ブライダル」では、2024年10月から11月にかけて平均月給が大きく上昇し、その後は比較的安定した推移を続けています。

一方、「クリエイティブ(Web以外)」では、2024年10月から11月にかけて求人数が1,000件以上増加し。特に月給25万円以下の求人が多く出稿されたことで高月給帯の割合が減少し、平均月給も下落しました。以後はゆるやかな減少傾向を見せています。

本件の詳細はこちらのPDFよりご覧ください。
【2025年8月度】職種別 賃金伸び率ランキング